五つの今様 『梁塵秘抄』より その一

『梁塵秘抄』に収録された「今様」に節をつけ、ピアノの伴奏をつけたもの。以前に梁塵秘抄の今様に曲をつけたものとしては、法華経二十八品歌、二句神歌などがあるが、本作においてはおもに四句神歌から選んで曲をつける。本投稿の「はかなきこの世を」の歌は、雑法文歌に属する。

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カテゴリー: 今様

伊勢物語 その七 第二十二~二十三段

第二十三段は、世阿弥作の能『井筒』の題材ともなった。幼馴染の男女が夫婦になるという話は、伊勢物語の影響が見られる『源氏物語』において、夕霧と雲居雁が連想される。

四つのデュエット 第二楽章

『四つのデュエット』の第二楽章は、四楽章構成のうちのスケルツォにあたる。”二声部のためのスケルツォ”として書かれた。

伊勢物語 その五 第十六~十九段

第十六段は、紀有常と友人との贈答歌。第十九段は、おなじところに宮仕えしている男女の贈答歌。この第十九段の贈答は、古今和歌集の第十五巻恋歌五にもあり、古今和歌集では在原業平と紀有常の娘との贈答となっている。

カリオペの憂鬱 第二巻 その二十一

美しい声を意味する名を持つ、ギリシャ神話における詩歌文芸の女神カリオペは、叙事詩あるいはエレゲイアを司るとされる。また、記憶、伝承を象徴する女神ムネーモシュネーの娘である。