月影ゆかしくは

古典の作品において琴と言えば、琴(きん)の琴、筝(そう)の琴、和琴(わごん)などであるが、琴の琴は七弦で、弦を支える柱を持たない。

投稿日:
カテゴリー: 今様

公達朱雀はきの市

小学館の日本古典文学全集の解説に、「十二世紀の京都の街頭録音を聞く思いがする。」とあるのが目に留まって興味を持ったので曲をつけてみた。

投稿日:
カテゴリー: 今様

鈴はさや振る藤太巫女

巫女舞について歌ったもの。「さや振る」の「さや」は、「然や」(そのように~か?)と「さやかに」(明瞭である、音声が澄んでいるの意)の二通りの解釈がある。

投稿日:
カテゴリー: 今様

三つの今様 その三

極楽浄土への往生を目指す浄土教にあっては、その対として地獄の観念が取り扱われるのも道理ということになるのだろうか。

投稿日:
カテゴリー: 今様

三つの今様 その二

この歌は、法円上人(1178-1231)作の和歌で、新古今和歌集巻第二十、釈教歌に収録されている。これが歌謡として歌われた。

投稿日:
カテゴリー: 今様

三つの今様 その一

梁塵秘抄の巻第二に、百二十一首収録されている二句神歌は、最初に無標題のものが四十九首、そのあと神社歌が六十一首、最後に無標題のもの十一首の構成となっている

投稿日:
カテゴリー: 今様

我を頼めて来ぬ男 『梁塵秘抄』より

「我を頼めて来ぬ男」の中の動詞「頼む」は、あてにする、頼みに思うの意味だが、ここでは他動詞で、あてにさせる、頼みに思わせるの意味。

投稿日:
カテゴリー: 今様

遊びをせんとや 『梁塵秘抄』より

梁塵秘抄の中でも有名なこの一首は、その歌詞については解釈を読み手に委ねるような抽象性があって、様々な解釈がなされる。

投稿日:
カテゴリー: 今様

もろこし唐なる唐の竹 『梁塵秘抄』より

唐から海を渡って流れ着いた竹、そしてそれを材料にもちいた笛ということを主題とした今様は、『古今目録抄紙背今様』や、同じ『梁塵秘抄』の347番の歌にもみられる。

投稿日:
カテゴリー: 今様