鈴はさや振る藤太巫女

鈴はさや振る藤太巫女 楽譜 ページ1
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鈴はさや振る藤太巫女 楽譜 ページ4
鈴はさや振る藤太巫女 楽譜 ページ5

鈴はさや振る藤太巫女 目より上にぞ鈴は振る
ゆらゆらと振り上げて 目より下にて鈴降れば
懈怠なりとて ゆゆし 神腹立ちたまふ

324 『梁塵秘抄』 四句神歌より

巫女舞について歌ったもの。「さや振る」の「さや」は、「然や」(そのように~か?)と「さやかに」(明瞭である、音声が澄んでいるの意)の二通りの解釈がある。

鈴を振り上げ舞っていれば、やっぱり手が疲れてきたりするのかと、共感を抱かせる内容である一方で、巫女が舞うとはどのような事柄であるのかということも示されている。今様自体もそうだけれど、当時としては芸能と信仰とはよく結び付いているものであった。

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カテゴリー: 今様

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