その五は、『伊勢物語』第十六段から第十九段までの和歌十首。
- 前回 その四 第十段~第十五段
第十六段は、紀有常と友人との贈答歌。第十九段は、おなじところに宮仕えしている男女の贈答歌。この第十九段の贈答は、古今和歌集の第十五巻恋歌五にもあり、古今和歌集では在原業平と紀有常の娘との贈答となっている。
紀有常の娘は、業平の室であったとされる女性。伊勢物語第十七段、第二十三段を題材とした世阿弥作の能『井筒』のシテとして描かれる。
Instrumental music, Waka, electronic etc.
その五は、『伊勢物語』第十六段から第十九段までの和歌十首。
第十六段は、紀有常と友人との贈答歌。第十九段は、おなじところに宮仕えしている男女の贈答歌。この第十九段の贈答は、古今和歌集の第十五巻恋歌五にもあり、古今和歌集では在原業平と紀有常の娘との贈答となっている。
紀有常の娘は、業平の室であったとされる女性。伊勢物語第十七段、第二十三段を題材とした世阿弥作の能『井筒』のシテとして描かれる。