月は船星は白波雲は海 いかに漕ぐらん桂男は
450 『梁塵秘抄』 二句神歌より
ただ一人して
月の桂はよく歌に詠まれる題材。小西甚一著『梁塵秘抄考』によれば、万葉集の第七巻の巻頭歌である「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(巻7-1068)の歌によっている。今様の歌詞では、雲を海に、星を白波に見立て、そこに月の船を浮かべているところが映像的に整っているように思われる。
Instrumental music, Waka, electronic etc.
月は船星は白波雲は海 いかに漕ぐらん桂男は
450 『梁塵秘抄』 二句神歌より
ただ一人して
月の桂はよく歌に詠まれる題材。小西甚一著『梁塵秘抄考』によれば、万葉集の第七巻の巻頭歌である「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(巻7-1068)の歌によっている。今様の歌詞では、雲を海に、星を白波に見立て、そこに月の船を浮かべているところが映像的に整っているように思われる。