カリオペの憂鬱 第二巻 その二十

その二十は、第2992~3181小節。

前回が久しぶりの投稿だったのに対して、その二十はひと月もたたないうちの投稿。さて今回の譜面の中からその十九にはない特徴をなにか見出せるだろうか。

注意深く観察すれば左手のパートで、いくらか大きめの跳躍進行がより多く表れるようである。

その跳躍進行をやや多く含んた左手の動きが、右手の旋律の動きに対してどのような動きであるのかなど、動きに対する動きとして見てもいくらか特徴がつかめるかもしれない。

また例えば、もしこの一連の書きこまれた旋律の中に跳躍進行が一切なければ、音の響きはとても濁ってしまう。それは実際に弾いてみなくても譜面を見ただけで分かる。そこへ跳躍進行が含まれていくと考えれば、音の鳴り、響きというものは譜面を見てある程度感得できるだろう。

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