遊びをせんとや 『梁塵秘抄』より

梁塵秘抄の中でも有名なこの一首は、その歌詞については解釈を読み手に委ねるような抽象性があって、様々な解釈がなされる。

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『妙』 独奏ヴァイオリンのための

西洋音楽特有のアクセント感(奇数拍が強拍、偶数拍が弱拍といったような)によらない、音の身振り、所作、あるいは音の身振りの呼吸、そういったものを象徴するものとして、「妙」の字をあてた。

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カテゴリー: 器楽曲

伊勢物語 その十一 第五十九~六十五段

第六十五段は、古今和歌集に収録されている、題知らず、詠み人知らずの和歌四首(「さりともと」の歌のみ、題知らず、典侍藤原直子朝臣の作)をもとに構成され、ものがたりが構築されている点、異色の段となっている。

もろこし唐なる唐の竹 『梁塵秘抄』より

唐から海を渡って流れ着いた竹、そしてそれを材料にもちいた笛ということを主題とした今様は、『古今目録抄紙背今様』や、同じ『梁塵秘抄』の347番の歌にもみられる。

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伊勢物語 その九 第二十七~四十段 

このあたりの段は、短い地の文に歌が一首という構成のものが多い。その短い段の連なりには、作品全体がそうであるように、”むかし”、”男”というワードがおおよそ通底していて、ある人物の様々な場面々々としての趣きがある。

これより北には越の国 『梁塵秘抄』より

おそらく京のみやこからみて、さまことなる遠方の地のめずらしい光景をうたったもの。当時の富士山は、歌にあるように絶えず煙を立てる山であったとのこと。菅原孝標女の『更級日記』にも、作者が少女時代に見た富士の山の様子を描いた場面がある。

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伊勢物語 その八 第二十四~二十六段

第二十四段は、物語の流れの骨子が和歌によって賄われていて、歌物語らしい構成となっている。今回は、七首のうち三首の和歌について、視聴用の音源も用意した。

五つの今様 『梁塵秘抄』より その五

歌詞の形式は整っているように感じられるものの、四句神歌に多くみられる七五句四連やそれに類するものとは、幾分異なっているようである。

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